福井新聞で毎週水曜日に掲載されている《ふくいの手仕事》に、
【カントリー家具職人】として記事が掲載されました。
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福井新聞に家具職人紹介記事
工房にはFMラジオが流れていた。音楽がかかると、リズムを取るように安井正樹さん(45)は、丸みを帯びたいすにサンドペーパーをかけた。まるで、いすをいたわるような静かな手付き。「優しい曲線にこだわりたい。感触だけでなく、視覚的にも木のぬくもりを伝えたいから」と話す。
自動車整備士として13年間働いたが、一生続けることに疑問を持って退職した。33歳の時だった。直後から家具作りの道を志した。工房開設を目標に掲げて婚礼家具、店舗用家具店に就職。家具職人としての技術を、着実に体得していった。
しかし「いい物を作れば、必ず客は買う」という押し付けがましい自分の考えに、ふと疑問を抱いた。客の心の内まで考えられる作り手を目指そうと、二年間は営業職に就いた。
昨年7月、念願の工房を開設。思い立ってから10年がたっていた。主な商品は随所にハート型をくりぬいた愛らしいカントリー家具だが、小学校の机、いす、店舗用家具も受注生産している。
工房では今春、就学する子供用の学習机に取り組んでいた。まず客からの部屋の様子、希望する家具のイメージなどを聞く。使いやすさ、成長の段階を考慮して製図し、電動工具のジグソーやルーターで加工する。
その後、サンドペーパーで表面を、つるつるに仕上げていく。「やっぱり磨きは人の手に限る。磨き具合で良さが決まるから」時々親指でなでて滑らかさを確認。さらに細かくペーパーを走らせる。
パインやヒノキなどの木材本来の手触りを残すことができ、体に優しい亜麻仁油、クルミ油などを木材に染み込ませて仕上げる。使い込むほどに、つやが出て温かみのあるきれいなあめ色に変化していくという。
「家具は使い方しだいで、持ち主の歴史が刻み込まれ、味わい深くなる。これからも客がイメージする愛らしく、長く使える家具を作り続けていきたい」と意気込みを語った。
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