全国的な好ポイントとして有名な九頭竜川のサクラマス釣りが1日、解禁となった。深い積雪にもかかわらず県内外から釣りファンが駆け付け、さおを振るった。?
サクラマスはヤマメの降海型。川でふ化した後に海で成長し、雪解けの時期に産卵のために遡上(そじょう)する。ベテランでも釣るのが難しいとされ釣り師魂≠刺激する魚として人気が高い。この日は福井市の高屋橋上流から北陸自動車道九頭竜川橋までの約10キロ区間が解禁となった。?
早朝から釣りファンが訪れ、中には昨夜から川沿いに待機していた人もいたという。大物を狙い、白い息を吐きながら何度も根気よくルアーを飛ばしていた。
2年前から毎年同川に来ている川野正穂さん(45)=東京在住=は約55cmのサクラマスを釣り上げ、「3年目で初めて釣れた」と話した。
市内の釣具店には午後4時半までに計4匹が釣れたという情報があり、「まずまずの釣果」だという。?
九頭竜川中部漁業協同組合によると、今年は積雪が多いため解禁日にも人が少なく、例年の約10分の1の20人ほど。ほとんどが県外客だという。九頭竜川の他区間は16日に解禁となる。 |